口唇口蓋裂の赤ちゃんのお母ちゃんのブログ

口唇口蓋裂(唇顎口蓋裂)の赤ちゃんのお母ちゃんのブログ

告知

告知を受けたのは、妊娠7ヶ月の頃です。
ドキドキしながら見た4Dエコーに運良く映りました。

その場でサラッと告げられて…そのまま小一時間エコーを見るも、はっきりわからず、3日後に再エコーの予約。

生きた心地がしない時間の始まりです。

後でふと、告知ってこんなにアッサリなんだ…と思いました。
そして、もう少し親切な対応をしてくれても良かったのではないかと、もんもんとしました。
きちんと対応して下さる病院もあるみたいですね。

帰宅後は、泣きながらのネットサーフィンの始まりです。
「どうして…何が悪かった?
大丈夫だよね?きっと大丈夫…。」
調べれば調べる程、不安は募るばかり。
主人もその日には受け止められなかった様で、事務的な会話しかしてくれませんでした。

翌日、主人も色々調べた様で、前向きに優しい言葉をくれました。

3日後の再エコー。
はっきり写りません。
まるで、「見ないで」と言っているかの様に、お手手で隠したり、そっぽむいたり…。

2週間後に大学病院の予約を取ってもらい、紹介状を貰います。
エコーの検査をすることになりました。

里帰り出産を予定していましたが、大学病院で産む方が安心だと心に決めていたので、出産の意思も伝えてもらいましたが、この時点ではエコーの検査の予約しかとれませんでした。

結局、後日大学病院で検査の後、快く出産もさせてもらえることになるのですが。。。
この時点で快い返事がなかったことは、大きな不安と苛立ちを産みました。

予約までの長い長い2週間のはじまりです。

唇顎口蓋裂(口唇口蓋裂)の赤ちゃんのお母ちゃんのブログ

お腹の赤ちゃんが口唇口蓋裂であると言われた時は、沢山泣いたし、沢山悩みました。

産まれてきた我が子は唇顎口蓋裂でした。

先日、その唇顎口蓋裂の我が子が口唇裂の部分の手術を無事に終えました。

とっても可愛いくなりました。
どこに行っても1番になれるんじゃないか?
オムツのCMに出られるんじゃないか?
と思うくらい可愛くキレイになりました。

でも、私が1番伝えたいことは、手術前の産まれながらのお顔も、とても可愛かったということです。
もう前のお顔は見られないのか…と思うと、ちょっと寂しいくらいです。

唇顎口蓋裂で産まれた赤ちゃんも、とっても可愛いです。

治療のパンフレットやインターネット等でお写真を見て、びっくりすることがあるかもしれないけれど、それはきっと、みんな小さい頃に手術をするから、出会う機会がなくて見慣れないというだけです。
産まれてきた赤ちゃんは、笑ったり泣いたり色々なお顔を見せてくれます。
そんな赤ちゃんのお顔が可愛くないはずがありません。

ほんのちょっとだけ、唇が切れていて
見慣れないから、ちょっとだけびっくりしちゃうこともあるかもしれないけれど、
唇顎口蓋裂の赤ちゃんは可愛いです。

手術を終えると、もっともっと可愛らしいお顔になります。

大変なことが無いと言ったら嘘になります。
心配なことが無いと言ったら嘘になります。
流した涙も傷付いた言葉も悩んだ日々も苦労したことも全部含めて、「産まれてきてくれて良かった、私のところにきてくれてありがとう」自信をもってそう思えます。


告知を受けてからの気持ちや、知って良かったことなどをブログにすることで、同じ立場の方の支えになれるといいな…と思いブログをはじめます。

しばらくの間は、どうしても伝えたい事以外は、起きた事をすぐ記すことはせず、
落ち着いた頃に冷静に記す様にしたいと思っています。

告知を受けた頃の話から、少しずつ記していきます。
育児をしながらなので、ゆっくりゆっくりになると思いますが、読みたいと思ってくださる方がいれば、ぜひ宜しくお願いします。

記してほしいなぁということがあれば、教えて下さい。
専門家ではなく、お母ちゃんです。
医学的なことや「正しい知識」をお伝えすることは出来ません。
お母ちゃんがブログを書いていく中で、「うちはこうだったよ」と、お伝え出来ることはお伝えする努力をしたいと思っています。